バリュードメインで取得したドメインを、さくらのレンタルサーバのネームサーバーへ変更することなく、バリュードメイン標準のDNS設定で利用する方法がわかったので書いておくぞ。
さくらのレンタルサーバーへ他社で取得したドメインを移管せずに使う場合、さくらのレンタルサーバー側の説明ではネームサーバーをさくらのものへ変更するように書かれている。
サーバの設定及びns1.dns.ne.jp及びns2.dns.ne.jpへの登録を行います。
ドメインのWHOISに登録されているネームサーバを次のようにに変更してください。プライマリネームサーバ ns1.dns.ne.jp 210.188.224.9
セカンダリネームサーバ ns2.dns.ne.jp 210.224.172.13
しかしさくらのレンタルサーバーでは、他社で取得したドメインの利用設定を各サーバー契約の管理画面内で行う。そしてマネージドサーバー・プラン以外の全てでマルチドメインの設定数に上限がある(例えばライトプランやスタンダードプランでは20個までしか設定できない)。
つまりさくらの説明通りに他社取得独自ドメインを利用する場合、ひとつのドメインはひとつのサーバー契約でしか使えず、その設定数もネイキッドドメイン(サブドメインなしの状態)とサブドメインを合わせて20個~しかないのだ。
せっかくの独自ドメインなのに、サブドメインを19個しか作れないなんてあんまりだ…。バリュードメイン側の設定でどうにかならないか。
そこで数日間かけていろいろな設定内容を試した結果、以下の設定方法ならバリュードメインのDNS設定でネイキットドメインとサブドメインをさくらのレンタルサーバーへ向けられることがわかった。
Aレコードを使った、ネイキッドドメイン(サブドメインなし)【@】
バリュードメイン側のDNS設定
a @ 000.000.000.000
(※ 000.000.000.000 の部分はさくらの管理画面内>サーバ情報の表示に掲載されているIPアドレスを設定する)
さくらのレンタルサーバー側の設定
ドメイン設定>5. 他社で取得したドメインを移管せずに使う でネイキッドドメインやサブドメインを設定する。
NSレコードを使った、サブドメイン個別設定
バリュードメイン側のDNS設定
ns example ns1.dns.ne.jp
ns example ns2.dns.ne.jp
(※ example の部分は自分が使いたいサブドメイン)
さくらのレンタルサーバー側の設定
ドメイン設定>5. 他社で取得したドメインを移管せずに使う でサブドメインを設定する。
これでさくらのレンタルサーバー・ライトプラン1つ目のサーバーでネイキッドドメインと19個のサブドメインを利用し、ライトプラン2つ目のサーバーで20個目以降のサブドメインを利用することができるはず。よかったよかった。
以上、解説文中に用語の誤りがあったらすみません、専門知識なしでひとつひとつ試しながら覚える野生育ちなもので。あとまどろっこしい文体はSEO対策を意識してのキーワード羅列です。